All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)

・どんなに死んでもひたすらクリアを目指してがんばるすべてのゲームキャラへ。キミたちの努力は、けっしてムダではないのだ!


九十九十九 (講談社ノベルス)

九十九十九 (講談社ノベルス)

・超絶美形のメタ探偵、九十九十九のメタ物語。
仰け反るほど大受けた部分を語ろうとしても、どうやってもネタバレになってしまう。ともかくとんでもないことだけは確か。そして、最終的には愛がすべてだ! まさかこの小説を読んだ感想が、「愛!」になるとは思いもしなかったが、でもしかたがない。変化球だと思っていたら、突然、ものすごい真正面のボールを投げられて顔面に直撃した感覚。この人の小説は、いつもそうなんだけど……。


ワイルド・ソウル

ワイルド・ソウル

・ブラジル移民……いや棄民だな。外務省への復讐談。情念に対してカラッとしてユーモアのある語り口。読みやすく深い。



69(シクスティナイン) (集英社文庫)

69(シクスティナイン) (集英社文庫)

・そこはかとなく好き。映画、「青春デンデケデケデケ」を彷彿させる。



始祖鳥記 (小学館文庫)

始祖鳥記 (小学館文庫)

・江戸天明期。日本のリリエンタール(逆か)の話。ただひたすら空を飛ぶことに執着した男の運命は……。時代物の可能性に開眼させてくれた。



阿修羅ガール (新潮文庫)

阿修羅ガール (新潮文庫)

・まったくもっていつもの舞城節。堪能。


・個人的に大変好きなシリーズ。正直、文体や文章表現にひっかかりをおぼえる部分もあるのだが、でも、読んでいるとそんなことはどうでもいい感じに脳がゆるゆるになる。好きになったからには、全力で好きなのだ!



カレーライフ (集英社文庫)

カレーライフ (集英社文庫)

・子供のころの5人の約束。それは、大きくなったら一緒にガレー屋をひらくことであった。そして、大人になったいま、彼らは動きだす。読んでいる途中、間違いなく、カレーライスが食べたくなります。


・現代版「時をかける少女」という感じ。時間跳躍ネタのSFとしても、青春SFとしても、とてもよくまとまった気持ちのいい小説。ラストシーンには、思わず笑みがこぼれる。うちのライターたちには、課題図書にしようかなぁ。



以上、手放しでオススメできる(一部をのぞく。特に舞城王太郎)小説をピックアップしてみました。
これ以外にも漫画やらノンフィクションでいろいろとおもしろいものがあるのだが、それは後日ということで。