「ハウルの動く城」、感想

レイトショーで「ハウルの動く城」を観てきた。
ユナイテッドシネマ豊島園は、22時半スタートの回があってすごく便利。ここ、練馬に引っ越してきた当時は本当になにもなくて不便だったのに、ここ最近はとても施設やお店が充実している。あとは、大きな本屋と定員割れしている保育園があればカンペキなのになぁ。

それは、それとして、「ハウルの動く城」。事前情報、ほとんどなし(シャットアウトしていた)で観たが、とてもおもしろかった。宮崎さんの近作では、一番好き。
なんというか、こう、ちょっと照れくさくなるほどまっすぐな恋のお話だった。
女の子は、こういうお話って、大好きだろうなぁ。
なにせ、白馬に乗った(いや、ガラクタの城だけど)甘々のあまったれたハンサム王子様(いや、魔法使いだけど)に助けられて、その後、王子様を助けちゃうお話だし。


男の子が主人公だと、基本的にはお姫さまを助ける、っていう1ピークしかないけれど、女の子ものだとそれが2ピークになる。これは大きい。ちょっと勉強になった。


あと、各シーンのイメージがすばらしい。とてものびのびと開放感あふれた感じ。そこに寓話的な要素がのっていて、いくらでも楽しいことが想像できる。
ワンシーンごとに、ご飯が三杯ぐらい食べられるほど、お味がしみてておいしかった。もっと食べたいくらい。あと、1回は観にいこうと思っている。


あ、それとよかったですね、キムタク。
キムタクって、キムタク以外の演技ができるんだ。ちょっとビックリした。
すごく声優さんにむいているんじゃないかしらん、この人。


あと、あれですね。背筋がしゃんとのびているヒロインを描かせれば、やはり宮崎さんに敵うものはいませんね。
ちょっと、赤毛のアンのマリラを思いだしてしまいました。


ああ、このお話、未来少年コナンみたいにテレビシリーズにしてくれないかなぁ。もっとずっとこの世界と人々と付き合っていたい。そんな気がする映画でした。
すごくオススメです。