うれしかったこと

角川書店の担当編集である主藤さんから電話をもらった。
なんと、11月22日の日刊ゲンダイで、拙著、「空想科學小説 鉄人28号」が、記事として取り上げられたという。
鉄人28号のメディア展開のひとつとして小説版を紹介する記事なのだが、これ、タイアップではなく、本を読んでくれた記者さんの方から主藤さんに取材して実現したものなのだそうだ。
この小説は、ボクの鉄人28号に対する「だだもれの愛」で書いたものだけに、そのもれっぷりが伝わったのだとしたら、本当にうれしい。

http://www.bookreview.ne.jp/book.asp?isbn=4048735683


「仮面の忍者 赤影」のノベライズのときにも思ったけれど、こういう思い入れたっぷりの作品を自分のものとして再構成するときには、だだもれの愛をコントロールしつつ、もれるにまかせるところはバチャバチャにもれさせる、という点を最重要ポイントにして創作するのがいいみたいだ。

また機会があれば、もはやほとんど魂と一体化しているかのような過去の名作にチャレンジしてみたい。


ああ、それにしても残念なのは、横山先生のことだ。
ぜひ、ありったけの愛をつめこんだこの小説に、ざっとでも目を通していただきたかった……。
謹んでご冥福をお祈りしたい。



追記
そういえば、ノベライズしてみたい過去の作品で、ベスト3ぐらいに入るのが、「変身忍者 嵐」。特に西洋妖怪編は、ぜひやってみたい。きっとおもしろくなると思うんだけどなぁ……。