読書もいろいろ。

陸軍機動歩兵「イシ」〈上〉 (GINGA‐NOVELS)

陸軍機動歩兵「イシ」〈上〉 (GINGA‐NOVELS)

ありえるはずのない時代、場所で、ロボットが兵器として開発されていたらどうなっただろか。――というラインの架空歴史、戦記ものは、好きなパターンだ。鉄人28号の影響だろうか?
さて、この作品、内容としては、ちょっとハテナと思うところもあるけれど、架空開発史的に読むとおもしろい。青春ものとしても読むことができる点もポイント。
でも、下巻でお話はどっちの方向に進むんだろう?  

架空歴史のロボットものといえば、戦国時代を題材にした――
天魔の羅刹兵〈一の巻〉 (講談社ノベルス)
天魔の羅刹兵〈2の巻〉 (講談社ノベルス)
――のような作品もあったっけ。この続きも読みたいと思っているのだけれど……。

明治41年、ツングースでの謎の大爆発により、世界中で男子の出生率が低下。ついには、平均21.75%となってしまった世界での第二次世界大戦もの。
ということで、日本海軍には、女子が中心となった海軍が誕生していた。
……というような一見、おバカな設定の架空戦記。でも、そこは中岡さん、一本、ピシッと筋が通して真っ正面からドラマを描いている。ただの萌えものと勘違いするとちょっと損。これも続きが読みたい。ぜひ、書いて欲しい。